2012年8月8日水曜日

武華山から武利岳ピストン


8月7日 0330起床 (127/83)
天気 ガス(予報では晴れ、しかしガスが濃い)
気温 14℃

明け方まで雨が降っていた。
予報では晴れ。
東の空は朱の染まっている。
国道39号を石北峠に走る。
石北峠の北見側の武利岳登山口への林道を入る。
林道終点が登山口。
ガスは切れかかっており、登り始めて樹林帯の登山道に陽が射しこむ。
全天のガスが切れるところまでは行かない。
武華山は、東尾根コースで前武華経由武華山と
ライオン岩経由武華山の2コースがあり巡回できる。

今日は、東尾根コースで前武華へ上り、
前武華から武利岳へつながる吊り尾根に入り、武利岳登頂後
この尾根を往復後、武華山に登りライオン岩コースを降りる予定である。
0640 登山口発
雨具を上下着て出発。
歩きはじめてしばらくすると東尾コースとライオン岩コースの分岐
樹林帯の緩やかな上りが続く。
朝日が樹林帯に差し込み天気は回復しそうな気配。
雨具の上着を脱ぐ。
0745 標高1570m
ここからは稜線上を歩く。
ハイマツ帯に入り風が吹き抜け、
雨具のズボンで汗びっしょりの身にはありがたい。
0822 前武華、武利岳への吊り尾根に入る
ハイマツの急坂を下りすぐに樺の林となる。
1747mから1470mまで下る。1876mに登り返す。
東側崖上の下りのルートは明確である。
最低コル手前で、登山道上に寝た跡がくっきり。
熊か鹿か?昨夜、真新しい。
東側急崖へ下った跡がある。
思いっ切り笛を鳴らして通過する。
この地点からは笹薮が登山道を覆い
コースは分からない。
所々の赤テープを目印に適当に藪を漕ぎ上部を目指す。
武利岳に登りかかると再び明確な踏み跡となる。
ハイマツ帯に入ると大きく切り開かれたルートとなり
これを登りきると頂上へ続く岩稜帯となる。
岩稜にはこぶが連続するが大きな上り下りは無い。
最後の急斜面を登ると頂上が見える。
1042 武利岳頂上。
支湧別側コースの岩稜が頂上の先に延びている。
急な岩稜にいくつものコブを持っている。
北海道では珍しい登路である。
大雪山側はガスで展望は無い。
暫くガスが切れるの待つ。薄くはなってもそこまで。
1110 武利岳発
1240 前武華分岐に戻る
前武華が1747m、武華山が1758m
距離1㎞
1310 ハイマツ尾根の小さなアップダウンで頂上着
展望全くなし。ガスは濃くなった。
ライオン岩も何が何だかわからずじまい。
東尾根コースは急な上りは無いが、
このライオン岩コースは何か所かロープが設置してある。
急な上りが続くコースである。
下りも慎重に濡れた岩の上を通過する
1440 登山口着

結局晴れることはなく、両山をお互いにに展望することはなかった。
おまけにガスで濡れた登山道で上は露で下は汗でびしょ濡れ。
全く人に会うこともなく、熊の影が濃く残る一日となった。
吊り尾根往復4時間20分、
標高差280mと400mの登下降は流石にハードである。
最低コル付近の藪漕ぎもこのルートを歩く人が少ない証拠。







 最低コルからハイマツ帯に入る
 ハイマツ帯を越すと岩稜帯
コブが連続する
 山頂ガス展望なし
 支湧別コース
単体登山なら本来はこのコース
現在林道災害通行止め
 コブが連続急傾斜
緑のハイマツが無ければ結構な高度感が
 武華山への登山路を頂上から振り返る
 大雪方向も展望は結局なかった
 最低コルの藪
適当に藪漕ぎするしかない
藪下に隠れた登山路を靴先で探しながら
 もうほんとに秋が来てます
今日は立冬とか











やっと前武華に帰ってきた



 武華岳への稜線
 こっちも岩稜が少し
 武華山山頂はガスの中
 顔もわからない
 登山口着
 武華山周回コースと武利岳も
 周回コース分岐部地点
 国道39号登山口案内板
林道もしっかりしている

しかし、北海道には珍しい岩稜コースであった。






2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    岩稜コースの写真にはびっくりしますね。見たこともない風景にくぎ付けです。
    質問ですが、その部分を歩いたのですか?それとも回り込むのでしょうか?
    先輩の足で4時間超の登山とは。。。気が遠くなりますね。
    ガスが晴れたら、きっと素晴らしい風景だったと想像できます。

    返信削除
  2. 真上を歩いたり、岩を掴んで横をカニのように渡ったり、ぐっと下がって基部を歩いたり、いろいろ。一人旅は慎重に慎重に、安全に、ゆっくりが基本。結構高度感が有ったりすると慣れていても怖いもんです。暫くどんな風に歩くか思案することもあります。
    右足はどこに置けばいいのか、左手ではどこの岩をつかんだ方が安全なのか、次の足掛かりはどれがいいか等々。樹林の中、沢の渡渉、岩場の通過、藪漕ぎ、登山道は様々真に変化して、これもまた面白い。
    一旦下ってまた登るこれだけならどこでもあること。しかし登ったところをまた下り、下ったところをまた登るというこの馬鹿さ加減にうんざりせず良くやるはと自分でも思う。

    返信削除