2024年4月23日火曜日

熊本県南阿蘇村で雨停滞中


4月23日(火) 0500起床 (ーーー)
天気 雨
気温 15℃

0525時南阿蘇村道の駅「あそ望の郷くぎの」から見る阿蘇五嶽はガスの中、本日は雨で停滞である。赤牛に野菜農業の村と観光の村がない交ぜ、地震の傷跡はちょっと見では分からない。


一番は「水源の村」と云う事だろう。
村内に11もの水源がある。
子宝に恵まれる水として地元で親しまれている「明神池名水公園」
こんこんと湧き出る透明な水を口に含むと「此れが水か!」と舌が唸る気がする
しかし毎分60トン噴出する「白川水源」は圧巻である。
山旅で出会う水源は、山中奥深い稜線直下の岩から浸み出す小さなポタポタと落ちる水滴であることもある。
ところが、毎分60トンの湧水は水面をモコモコと波打ち盛り上げ尽きること無く湧き出している


その水源にある「張り紙」には降参です
「白川水源の水は飲料水としてそのまま飲めます」
山中奥深い岩から浸み出す水源の水は幾度となく味わっている、が60トンの水は味わったことが無い。阿蘇は恐るべしである。
南阿蘇鉄道「高森駅」、2023年7月熊本地震から7年3ヶ月ぶりに完全復旧した
阿蘇五嶽を含めて阿蘇カルデラを知らないので「南阿蘇鉄道」は格好の教材である。JR豊肥線立野駅から高森駅まで十駅所要時間33分強、ローカル鉄道は地域に根ざしてこそナンボの世界、高森駅には早朝にも拘わらず鉄道ファンが集っています
シトシト降る雨を肴に、地酒「レイザン」を頂く


今回の山旅中「阿蘇五嶽」の幾つかは登りたいと地図を見ている

2024年4月22日月曜日

ガスの中「赤川浦岳(あかごうらだけ 1231.9m)」に登る


4月22日(月)0333時起床 (ーーー)
天気 雨のち曇り
気温 17℃

五ヶ所山秀台は「祖母山(そぼさん 1756.4m)」の展望台で、「祖母山(そぼさん 1756.4m)」が前衛の山に囲まれ一際高く鋭く見えるらしい。と云うのも今朝はガスで展望は全く効かない。このガスの中写真右の「黒原越(くろばるこえ 1118m)から赤川浦岳(あかごうらだけ 1231.9m)」をピストンする。


 
この五ヶ所山秀台に「ウェストン碑」が建つ。


ウェストン自身が明治二十三年十一月六日 に「祖母山(そぼさん 1756.4m)」に登った。と云うのは有名で「この山を選ぶか!」と驚く。確かに「古風堂々」である。此所に「ウェストン碑」が立つ意味、「珠玉の日本の山」が始めて世に出た事、「日本の山」が暮らしや生活の山から一歩踏み出した、これは山の明治維新である。


ガスと云ってもそぼ降る雨、その中を「赤川浦岳(あかごうらだけ 1231.9m)」はこっちへとい云うその気で無いと屹度見逃すであろう小さな案内板に従って、祖母林道に入り恐る恐る登り上がると分岐に小さな方向指示板が掛かっている。
舗装林道は有り難い、洗掘や落石、路体の流出が無い、順調に「黒原越(くろばるこえ 1118m)」に登り上がる。


九州自然歩道案内図が建ち駐車場は優に50台以上、このような余裕のある登山口は見たことが無い。林道が舗装される前は「黒原越(くろばるこえ 1118m)」まで35分の歩きだからさぞ退屈な山であったことだろう。


山頂へ向かう稜線登山道の左は植林地だが右の急斜面は自然林、その稜線右際にガスの中「ミツバツツジ」が薄紫の花を魅せる


少し歩くとガスの中に朧な「アケボノツツジ」の花弁が今にも落ちそうである

高度が少し上がると「ツクシシャクナゲ」がガスの中淡い桃色、濃い桃色、開か
んとする桃色をガスの中に見る


そのシャクナゲも山頂下では明日か、明後日は開こうかという「蕾」である。一晩二晩、一日一日の時の刻みがこれ程直感できるのはこの花ならばこそ。だから登ってみないと分からない。


山頂はガスの中展望は無い、ガスとも雨とも知れない雨粒が横に流れる。静かこの上ない。


下山中にガスが雨粒に変わる、次第に花々に雨粒が溜まる 


花から滴り落ちる雨は今この瞬間しか無いだろうと、ミツバツツジの花弁の雨粒も愛おしめる。


辺りを見渡せば花、花、花、雨など問題なし


雨降りのほんの少しの時間の隙間で「ガスと花」を楽しむ、山旅三昧の奥の深さを思い知らされる山の春、山の花である



九州の山は、花が咲き始めるこの瞬間が春、雪が溶け始める瞬間が春という北の国の山とはチョイ違う。
森の中で色付く春が始まるのである、これが九州の山である

2024年4月21日日曜日

「宮崎/高千穂」神話の里


4月21日(日) 0500起床 (ーーー)
天気 雨
気温 18℃

郵便物の局留め置き、積込の最終チェック、戸締まり、ガス・水道の閉栓、全てOKさあ山旅再出発です。


0950時雨がそぼ降る中、宮崎県高千穂町に向けて出発、「祖母山・傾山・大崩山」、花の盛りだろう。
国道3号・南九州西回り道・九州道・九州中央道・国道218号と繋ぎ、雨の中順調に走る。日曜日の故か九州各県のナンバーの車で少し混む。195kmを3時間20分掛けて1310時高千穂町着。


雨に煙る山が眼前に高い、九州中央山地の懐奥深い地に「神話の里」はある。道路脇には「高千穂峡シャトルバス」の看板が立っている、連休の混雑はシャトルバスで捌くらしい。


高千穂町の市街地から北、マップの上部中央「赤川浦岳(あかごうらだけ 1232m)」がある。林道で峠に上がれば山頂までの稜線で「アケボノツツジ」「ツクシシャクナゲ」「ミツバツツジ」「ヒカゲツツジ」が楽しめるらしい。


雨の合間に花の三重奏、四重奏を愛でたい、何とかならないかと願っている

2024年4月20日土曜日

山旅再出発積込み完了


4月20日(土) 0530起床 (ーーー)
天気 曇のち雨
気温 13℃

現役時代同期の全員が退職したら「懇親会」と云う約束が、コロナ禍で再々延期されていた。
「4月19日1800時懇親会」の連絡を受けての山旅一時帰宅、昨夕1716時薩摩高城駅発肥薩おれんじ鉄道で出かける。10数年ぶりの再会に大盛り上がり、今朝は宿酔いである。
0600時、川内高城温泉「竹屋の岩風呂(400円/回数券を使うと333円)」で、アルコールを抜く。此れがよく抜けるから不思議、朝湯は最高である。


山旅号は、黄砂で砂まみれである。後部ハッチバックドアのガラスは、黄砂がこびりついて擦るとガラスが傷つくのではと危惧する。今夜の雨で洗い落して貰おうと、手を付けずにそのまま放置する。


「懇親会」が終われば即山旅再出発、積み込み完了


筍と豆がお互いを引き立て合うかの如き煮物を頂きながら、



宮崎・熊本・大分県境の「ツクシシャクナゲ」「ミツバツツジ」「アケボノツツジ」の花のトンネルを思い出している

2024年4月19日金曜日

草刈りで腰がパンパン


4月19日(金) 0340起床 (134/82)
天気 晴れ
気温 10℃

娘が来ると云う連れ曰く「筍をお願いします」。夜が明けるのを待って竹林に行き3本採る。
親子四人で筍三本、暫くは楽しめる筈、昨日の「古参竹」も持たせてやるらしい。母娘というのは男親には理解できないところがある。


「古参竹の味噌汁」を二杯飲んで朝早くから庭の草を刈る。コードで舐めるように刈ると庭はつるつるピカピカになる。これだけしっかり刈っても一週間もすれば、庭の彼方此方に芽だった緑が目立ち始める。


つるつるピカピカの勢いのまま屋敷周りの草刈りに励む。田舎の一軒家は、これからの季節雑草との戦いが秋まで続く。まして、山旅で家を長期留守にする為、まるで人が住んでいない雑草がボウボウと生えた空き家状態になる。


山旅再出発を前に草を刈るも、この状態を保てるのはせいぜい一週間から二週間、山旅から帰る頃は荒れた屋敷に変わっている。
今日も草刈りで腰がパンパン、山旅は此所まで腰に来ないから草刈りのなんとハードなことか

2024年4月18日木曜日

一月待てば成る


4月18日(木) 0420起床 (ーーー)
天気 雨のち晴れ
気温 15℃

0800時、テント屋さんに出向き詳細を伺うと、シートを船体にフック止めする工程が「寸法取り」「型取り」「mm単位の調整」等手間暇を食うため短日の製作は出来ないとのこと。「一月あれば如何?」と問うと「一月あれば出来ます」と仰る。ならば「宜しくお願いします!」とお願いする。
その一月間を無事過ごすために「船のキャビン」をシートでで覆う。雨風を此れで一月凌ぐ。
プロの仕事の手順を伺えば成る程と納得です。


一安心したところで「古参竹」の筍を刈りに行く。古参竹の筍は、手折るのは十数本の時でそれ以上採る際は筍の先端を握って「鎌」で刈る。此れの方が早い、易い、筍が傷まない。
15分ほどで刈った筍は、先端から3cmから5cmに横に切目を入れ、竹皮を下に思いっきり引き下げ、出来た皮の割れ目を両手で左右に割るとスルッと筍が現れる。一枚一枚皮を剥がさないので作業は早い。


アクが少ないのでそのままでも頂けるのだが、大鍋で15分も茹でると最強な筍になる


一番は「古参竹の木の芽入り酢味噌」、今の時期これに敵う物は無い
山旅で採る根曲り竹と良い勝負だ


今日は雨上がりで北の風が吹き上がって海はウサギが跳んだ、明日は何とかなるのではと期待している

2024年4月17日水曜日

さあ、どうする


4月17日(水) 0500起床 (ーーー)
天気 晴れのち曇り
気温 13℃

岸壁から船に乗り移るために浮かべている筏に不具合が生じ、その補修を午前中一杯掛かって終わらせる
船に乗り移ってキャビンを見て仰天、一昨昨日の東からの暴風をまともに受けたためキャビンを覆うシートが破損している


キャビンが風雨に晒され、GPS魚探、スィッチ、運転レバー、碇泊灯等の電気関係が危ない。
シートを作って貰ったテント屋さんに持ち込もうと行くも、そのテント屋さんは廃業したのかお店が無い。別なテント屋さんに行き製作をお願いするとも、仕事が立て込んで早急な製作は受けられないと断られる


さあ、どうする